自動車、家電製品、ロボットなどの「日本のものづくり」を支える人づくり。めざすは新時代のエンジニア!

自動車、家電製品や産業機械など、日本には世界に誇れる「ものづくり」の歴史と実績があります。それを次の時代にも伝えていくために、機械工学系では高機能化、高能率化、省エネといった課題にも目を向けて学んでいきます。1年から4年までを貫く体験型授業、魅力的なプロジェクトなどを通じて、卒業する頃には技術立国ニッポンのものづくりを支えていく素養が身につきます。

楽しみながら機械を設計製作するプロジェクトが満載
学生フォーミュラカー大会

機械工学系の学生を中心に、毎年「全日本学生フォーミュラカー大会」に参加。走行性能と同時にデザインやコストも審査の対象となり、2007年には参加61校中15 位という好成績を得ています。

全日本学生フォーミュラカー大会
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ロボットコンテスト

毎年「RoboCup Japan Open レスキュー実機リーグ」に参加。機械工学系の学生を中心に、地震の被災者を救助するロボットを開発しています。2006年はNHK大学ロボコンにも出場。大会出場に向けて毎日研究を重ねています。

RoboCup Japan Open

衛星設計コンテスト

日本機械学会、日本航空宇宙学会、宇宙航空研究開発などの8学会・機関が共催で行っている小型衛星をはじめとする様々な宇宙ミッションを創出、設計する衛星設計コンテストへの参加のため、学生を中心にアイデアを出し、機械、材料、電気に関するプロジェクトをおこなっております。


宇宙構造体への先進複合材料適用技術の開発

JAXA宇宙科学研究所、三菱電機先端技術総合研究所で宇宙構造体のための材料開発を行ってきた小山先生。先生の研究室には炭素繊維を強化材とした炭素繊維強化複合材料の成形のための装置が多数あり、学生自らの手で材料を形にしていき、試験機により機械的特性の取得、強度発生因子の追及を行い、宇宙環境等での適用可能な新技術の開発を行っている。

1年【体験】

理工学実験実習|プロジェクト|自立と体験|基礎代数学|基礎解析学|数学演習|物理演習|化学演習|情報リテラシー|外国語

理工学基礎教育

理工学に対する興味を高めていくため、1年生は各学系共通に導入科目を設置しています。特に「共通実験実習」や「プロジェクト」など、実体験科目を数多くラインナップ。実際に自分で実験などを行うことで興味を高めると同時に、理解を深めます。こうして2年生からの実験実習やワークショップ、そして専門科目に通じる基礎専門知識を養います。

2年【発見】

プロジェクトIII・IV|機械工学系基礎実験|ものつくり|機械製図|3D-CAD|材料の強さ|熱力学|流れ学|機械力学など

実習と講義で、ものづくり力の基礎をしっかり身につける

2年生は、3・4年生に専門分野を深く学ぶための基礎を築く期間。図面製作に必要な規格を覚え正確に描くことをめざす「機械製図」、大学では設置例の少ない高機能3次元CADソフトCATIAをマスターする「3D-CAD」といった授業が並びます。実習と講義がバランス良く開講しているので、「学び、体験する」という学習の流れが自然にでき、効率よく知識と技術を身につけることができます。

3年【磨く】

プロジェクトV・VI|機械工学系実験|機械設計製図|応用材料力学|伝熱学|流体工学|制御工学|ロボット工学など

学んできた技術を活かし、実際にエンジンなどを設計

2年生で学んだ設計の技術を活かし、3年生では実際に設計を行います。「機械設計製図Ⅰ」では構造が簡単な「模型スターリングエンジン」を選び、基本構想から製作図面作成までの流れを体験。また「機械設計製図Ⅱ」では、実際に商品化されている「小型往復動式空気圧縮機」などを選んで性能計算や強度計算、設計までを体験。企業で実施されている設計の流れを理解します。

4年【将来】

卒業研究など

1年間をかけて取り組む、大学生活の集大成

4年生は研究室に配属され最先端技術を研究し、卒業論文を作成します。写真はレーザ着火の研究の一コマです。レーザ着火をエンジンのスパークプラグと代えることで熱効率アップを目指しています。他に、「都市型風力発電システム」、「パルス管冷凍機」、「鉄道の独立回転台車」、「感性工学による音楽情報伝達」、「自律移動ロボット」、「ヴァイオリンとチェロの振動解析」など最先端の研究に取り組むことができます。

取得できる資格

中学校教諭一種免許状(数学)
高等学校教諭一種免許状(数学・工業)
CATIA認定技術者

これからの設計製図に欠かせない3次元CADソフト、CATIAを使いこなせることを証明する資格です。

機械設計技術者

機械設計に関する能力を有することを証明する資格。社団法人・日本機械設計工業会が実施、認定する技術力認定試験です。

※)ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期が変更となる可能性があります。

↓↓卒業後↓↓

卒業後のキャリアイメージ

日本が培ってきた機械工学を実験と体験を重視した教育で学び、新しいものづくりを牽引するエンジニアをめざします。具体的には自動車、鉄道車両、家電、精密機器、工作機械、プラント、重電機器、環境機器、食品機械などのメーカーに加え、最近はコンピュータ業界にも活躍の場が広がっています。

自動車メーカー

4年間で学んだ機械工学とものづくりの知識を生かし、設計開発や生産技術者として幅広く活躍しています。

その他のメーカー

大学で学んだものづくりの精神を生かし、最新製品の機械設計や開発に力を発揮することができます。

情報処理産業

実験科目で修得したコンピュータ技術を生かし、システムエンジニアなどのソフト開発職への就職も人気が高まっています。

大学院

機械工学専攻では、担当教員の指導のもと、選択したテーマの研究を行います。その成果を積極的に学会などで発表することで、より高度な専門知識、技術を身につけます。